Author:しんごろう
津久井湖記念館の歴史は、神奈川県が昭和28年に発表した城山ダム築造計画に始まります。 城山ダム築造計画は、神奈川県と横浜、川崎、横須賀の3市による共同事業で、神奈川県はじまって以来の一大事業でありました。 私達水没地域住民は、県の計画に対し、自らを守るための水没者組織をつくって、事業の撤回を要請し、8年半にわたってダム建設反対を叫び続けてきました。しかし、昭和36年8月、私達は神奈川県民の水需要に応えるため、先祖伝来の墳墓の地を離れる決心をしたのであります。それは、多年にわたる補償交渉の最後に、水没者の将来における生活の安定、向上をを図るため「城山ダム建設に伴う総合施策要網」が県から示されたからにほかなりません。このことにより、昭和36年11月城山ダム築造は工事が開始され、昭和40年3月に完成を見るに至りました。そして1年を経た昭和41年3月、県によって当記念館が建設されたものであります。 当館の運営については、県と種々協議を重ねた結果、水没者の共済事業も合わせて「財団法人神奈川県津久井湖協会」を設立して行うことになり、この協会の設立準備が県企業庁と城山ダム移住者振興協議会とにおいて進められました。 昭和41年3月31日、県知事から協会設立が許可され、ここに総合施策要網に基づく記念館と共同事業がスタートするに至ったものであります。神奈川県相模原市緑区城山2-9-5http://www.samaria.com/tukuiko/
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