Author:しんごろう
尾瀬の玄関口として知られる福島県檜枝岐村。村内を走る国道352号沿いに小さな地蔵が並んでいる。「六地蔵」と呼ばれる稚子像だ。 豪雪地帯で山間に囲まれた同村には遠い昔の悲しい物語が今に伝わる。 かつて檜枝岐は冷害に悩まされ、凶作で餓死者を出した年も。働ける人だけが生き残るため、生まれた子供を「間引き」するという行為が、この土地でも行われたのだ。 6体の稚子像は、その霊を弔い母の嘆きを慰めるため享保15(1730)年に安置されたという。 訪れた日は、きれいに着飾り首からお守りを下げた稚子像の前には季節の花と果物が供えられていた。六地蔵に隣接する絵馬掛けには家内安全や安産を祈願する絵馬もみられる。 最近は由来とは別に子宝、子育て守護として稚子像を参拝する人も多いようだ。http://homepage1.nifty.com/Library/furusato/hinoemata/19524.html
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